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本日も一服

雑だけどややていねいに見える日常を綴る。海辺とおいしいごはんと読書。そしてログ用のブログです。

山口小夜子 未来を着る人

先日、清澄白河に行きました。
目的地は話題のコーヒーではなく東京都現代美術館

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山口小夜子 未来を着る人

山口小夜子さんは、西洋的な見た目が良しとされていた1970年代に、ジャパニーズビューティーの先駆けとして世界を虜にしたモデルです。

私も中高生の時、ハーフや目の丸くてかわいい女の子がかわいくて羨ましくて、整形しようかと悩んだ時期もありました。
大人になって考えなくはなったものの濃い顔は男女問わず今でもいいなぁと思います。

けれども、京都でお着物を着て気付いたのは、黒髪と白い肌、切れ長で真っ黒な目、小さな口、細くてまっすぐな鼻というのはすさまじい様式美であること、
私達のDNAの中には、そのハッとするほど洗練された美しい形があるということです。
かわいい…とか主観的なものでなく、
形として収まりが良い…という感じ。

山口小夜子さんは、誰よりも「日本人固有の美しさ」を持ち、世界に伝えてくれた素晴らしい方で、彼女がいなければ、冨永愛さんみたいな素敵なモデルさんにも我々は出会えなかったんじゃないかな?と思っています。

残念ながら2007年に57歳の若さで亡くなられましたが、展示の数々は生き生きとたおやかで、まだ存在しているかのような空気があります。
太く短く密度の濃い人生を送られた方なのかもしれません。

死の空気を感じた時のギリギリの緊張感とインパクトも愛し、追究していたのかな?とも感じました。
少し怖い展示もあり、図録は迷いつつ購入できず。私、怖がりなもので。。

非常に完成度の高い世界と、か弱く見えて力強く美しい展示の数々が一同に会しており、とても素敵な展覧会でした。

会期は6月28日までです。
資生堂の歴代の素敵な広告クリエイティブも魅力なので、オススメでした。