本日も一服

ようこさんのログ用のブログです。 お茶と海辺と馬と温泉と。雑だけどていねいに見える日常を送っています。

愛情と自己愛と私なりの #MeToo

この時、日本で#MeToo の声を上げた人のキャラクターやセルフブランディングに、まったく肯定や賛同ができないので、編集しました。(2021.4.28)

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日本で、#MeTooの声が上がっており、そのこと自体応援したい。同じくNOだから。

 

私は幸せなことに、その方と同じ業界の時に、同じ目に遭ったことは「ほぼ」ない。

「ほぼ」と書いたのは世の中は困った人もこともあり、適切に相談し適切に対処する道を選ぶしかなかったから。1つでもアクションが欠けてたらできなかった。

私は黙っておいて「引き立ててもらおう」「上に立ちたい」的な野心が起きず、ハラスメント系は即SOSと対処を試みます。助けてもらえたことに、感謝してます。

目立つ組織はあれど、そこだけじゃない。

(この時は、きれいなVS構図でした)黙ってられなかった理由は、ハラスメントでと悩む人は、女性に限らず、男性でも、若い人から中堅まで多種多様だから。

他人を非人道的に扱う行為が過去の遺物と認められないほど、何らかの防御意識の中にある組織も人はどの世界にもいる。

権力者の被害を訴えた側が不利な目に遭うケース(不本意な異動や退職に追い込まれる等)が多いのも、日本企業では実情です。これは、本当に、本当に、変わってほしい。

愛情と自己愛は違う

「愛情から出る叱責」「自己愛による執拗な批判」は、出る形は似ていても、受け手には全く異なる印象で心に残ります。両者ともに、「愛ゆえ」と言います。
受け手側は方向が違うから、気づくと言いたい。

 

特に、価値観が昭和な人もいて、真摯に相手に改善して欲しいから即座に怒ったり叱ったりしている。言い回しが男尊女卑のことも年齢差別の時もある。

ショックだけど、まだ、尾は引きにくい。一部、的も射ている。

ただ、価値観をアップデートせず、相手の気持ちを無視して強さを使うことは「悪気の無い悪意」だと思うので、同じことはしません。

 

他方、「自己愛による執拗な批判」は、粘着性。アイデンティティ侵害が目的です。

言われた直後だけではなく時が経っても、ボディーブローや心の中の重しのように存在します。そいつの言葉が全てじゃないのにトラウマになり、怯え、自己嫌悪になる。
さらにアイデンティティ侵害を未然に防ごうと他の人に向ける人も出てきます。
(そしてミイラ取りがミイラになり、新たなモンスターになります)

人間が難しいのは話す人の価値観と認知状況によって「愛情から出る叱責」「自己愛による執拗な批判」がミックスすること。

 

受ける側になると、本当に辛く、悪くないのに電車に飛び込んでしまいたくなる。
でも、そんなことしたら相手が喜ぶだけ。

被害者になって、相手の育ちや感情にまで責任を取る必要はない。

自分の場合は、戦ってもいい、与えられた生をのびのびと生きれば良い…と思わせてくれたのは、他でもない家族や、社内外の友人や知人、話を聞いてくれる人達でした。

相手への最大の攻撃は、自分が自分の人生を前向きに送ること。

不本意な異動、休職・退職や転職といったことでも、頑張って走り抜けてきた人生に、少しだけ休息期間ができるだけと、私達は割り切って良い。

戦う気力がうまく湧かなくても、いつかやるために、証拠を取る手は緩めないのも大事だと考えてます。

一生保存するデータとかストック場所はあらゆる場所に分散してあります。

ヴォルデモートの分霊箱みたいなものです。

 残すべき証拠と取るべき行動として…

  1. メールの履歴、Slack、LINE、Facebookメッセンジャーのスクショ
  2. 危険そうな会議は録音する(小さいICレコーダーを)
  3. 周囲にSOSを出しておく
  4. 人事部・産業医さんに相談した履歴を残す
  5. かかりつけ医さんに診断書をもらう(体にガタが来てる人は絶対に)

です。。EvernoteDropboxGmail転送などいろんなやり方があります。

 

闘志が湧かない、そんな時は…

人って落ち込むと闘志が湧かない。まず気力と体力を回復させるに限ります。

自分が観て元気になった記憶のある映画を観るのもおすすめ。

可能なら、家族や友人・知人、社外のお友達、社内で相談できる人と出来る限り話して、元気を分けてもらってほしい。

参考までに私が観る映画はこのへんです。

プラダを着た悪魔』『キューティーブロンド』は、キラキラし過ぎてツライ。

 

 ロッキーは大好きです。

女性として、気をつけたいこと

女性の若さが魅力的であることは、商売にしてる方でも、見誤ることがある。そこに固執する一部の人間は、コンプレックスが強く狡猾。

誰かと飲む際も、席を立ったら飲み物は必ず取り換え、自分でオーダーしたものだけ飲むとかしたくないけど、やるしかない。

一番注意してるのは、メリットがあるかもという気持ちで人と会わない、こと。

自分が役立つことも相手が助けてくれることもあるというフラットなスタンスは、身を助けます。若い女性であることを武器に、メリットを引き出すために使う人もいるけど、そのつもりがないのにそう受け取られてトラブルに巻き込まれることもあり、証拠を残しやすくするためにも、心の一線という鎧は大事。

本来どうあって欲しいか…

自己愛を他人にぶつけるタイプの人の凶暴性と粘着性ってすごい。仕事であっても、マンツーマンになるのは避けるしかない。間に誰かを挟んだ方がいい。
あと、長く被害者でいないために「対処し続ける」ことや「傷ついた自分をケアする」ことも重要だと考えています。

本当は、適切な対策をとる人が増え、法に基づいた処置がされ、他人のアイデンティティ侵害をすることが時代遅れに早くなる方が嬉しい。そして、昔傷ついた人がミイラ取りがミイラ的に変貌しない世の中であって欲しいと願います。

※この時、同様の辛い出来事を経験した一人の #MeToo として書きました。