評価経済社会の中で淡々とつづる
実は、このブログを書くときは、通勤や昼休みの合間にiPhoneメインで書き、
夜自宅でリンクの見え方を整えて予約投稿することが多いです。
楽しすぎて筆圧がアップしてしまうものも世の中多いけれど 笑…
基本的には淡々と、等身大で綴るようにしています。
それは、ごく普通の選択の過程や感想を整理して書いておくことで、
同じ条件下の人や似たような考えの人が「そんな選択肢もあったのか」と参考にでき、
後々の自分が「そんなこともあったね」と見返せるレベルで良いと決めたから。
その切り口で誰かの役に立てば御の字だと思っています。
検索エンジンに積極的に拾ってもらうためのキーワードもちりばめないし、
炎上で注目を集める商売はしてないので、煽り気味のタイトルもつけない。
言わなくていい話はあえて言う必要も感じてない。
ましてや、前職までIT系や広告系を経験していた身としては、
SNSは元同僚と繋がってて特定なんてすぐできますし、
同じキャリアや趣味といった緩いつながりも補完してくれる仕組みの一つです。
ただ、サービスの仕様ごとに適したコンテンツは違うから、
書く文章の長さ、説明の詳しさ、言葉の強さは選択することにしています。
今日は、10年以上Webサービスに関わってきた身として、
なんとなくこの辺工夫して使っているよ…ということを書いてみようと思います。
「はてなブログ」は…
元々Webを使いこなしてる系の方の生息率が高く、気になって調べたり、思い出に残るようなことを残すのに使います。楽しすぎて筆圧がアップした内容も気兼ねなく書けます。いろんな人が長い文章書いてる場所の幸せですね。
「Twitter」は…
2007年5月から登録してました。即時性があり140字に制限され、実名登録じゃないため気楽です。その場その場で思ったことを書きやすいですね。人なんて変わるからその人の過去は掘らないことにしてます。
「Instagram」は…
2013年の10月から使っています。最初、フレームとかフィルターを使ってたのにどんどんシンプルになって、だんだん旅行やごはんの日記になっています。画像だけなので、基本オープンにしていい内容で、インスタ映えは気にしなくても、節度ある写真にとどめ、ハッシュタグは基本英語で、似た興味の違う言語や色彩感覚の人の写真を楽しむことにしています。
「Ameba」「LINEブログ」は…
薄い内容にとどめインスタに毛が生えた位の使い方しかしません。
時々芸能人のブログとAbemaTVは見る…くらい。
「Facebook」は…
2008年の6月から使っています。実名登録なのと、元同じ業界の仕事繋がりが多いため、基本「はーい!まともな人間として頑張ってるよ!」と述べる場。
会社員ですとリリース済情報でもさじ加減は難しいですが、
「自分の顔を出し、やっていることを自信を持って述べ、ストイックに頑張る人」が一番信頼できる
…という点は、きわめて米国らしいSNSです。
評価経済社会っぽい話
このように書いてみて、近年の評価経済社会という側面は、
Facebookが一番強いと考えています。
・誰とつながっているか?
・どのような思考をしてどのような振る舞いをするのか?
・どういった生活レベルなのか?
を赤裸々に洗い出すからに他なりません。
ソーシャルグラフがすっごく強い。
「友達かも?」と出てきて100人以上共通の知人がいる人と友達じゃない理由くらいちょっと察して欲しいとは思いますが…
冷静に考えると、今どき、匿名で炎上させても特定でき人間性疑われて仕事失うし、
自慢投稿なんてコンプレックスの発露が伝わって悪用されそうだし、
偏った思想なんて言っても情報取得の甘さを露見するだけで良いことないので、
この考え方は、すごくよくわかります。
確かに、SNS的によさげなものはいくらでも演じられますが、
それだけをよりどころにすると、不思議なことにネタ切れが起きる。
最終的に多少炎上してないと忘れられるのでは?というキャラになりがちです。
(今やスパイシーな言葉遣いで炎上芸で有名になっている人も、初期は本や映画を愛し、仕事でいろんな試行錯誤をした結果、心に刺さる素敵な言葉を操っていた愛すべき存在なことも、私は忘れません。)
結局は…
一人の人間をコンテンツとして考えると、長く続くコンテンツ足りうるには、
オフラインになったとき、試行錯誤した結果とか深めた考えや、
感性を磨くような体験や経験、熟練したスキルが必要になると思います。
SNSというのは単なる消費の場なので、
外に絶対出さない蓄積の部分とのバランスが大事で、
その上で情報化社会でPRしていくのが良いのだろうと。
実生活で実績を積めるように頑張ることにはまったく変わりはないけれど、
評価経済社会的な見え方に対して、柔軟に対応し、気兼ねなく、
負担にならない発信をしていくようにしたいなと日々感じながら、
これからも淡々とつづっていこうと考えています。