本日も一服

ようこさんのログ用のブログです。 お茶と海辺と馬と温泉と。雑だけどていねいに見える日常を送っています。

中学生日記のモノマネで気づくこと

昔の『中学生日記』再現で必ずやるモノマネは、
「んもう!ちゃんと掃除してよ、男子!」と
「しゃべってんなよ、女子!」です。

今になると、絶妙にダサく、じわじわきて面白い会話なんですが、

これって、欧米系のドラマであんまり見ない光景だなと思いました。

中学生日記 (扶桑社文庫 く 3-2)

中学生日記 (扶桑社文庫 く 3-2)

 

よくよく考えると、漢字辞典で「絆」は

-----
牛馬をつなぐためのひも。自由を束縛する。
断ちがたいつながり。
-----
とネガティブな意味がありまして_φ(・_・

この「絆」をポジティブな意味として多用しており、
responsibilityという言葉を的確に訳す言葉が無い日本人は、
共依存しやすいのかな?とも感じています。

先の掃除シーンも、自立してる人同士なら、
「あ、自分の分終わったから。じゃ!お先に!」で終わる。

…が!小中高でそれで終わった経験のある人は、きっと少ないのではないでしょうか?

それなりの不平不満があるのに、なんとなく終わっている。

学校や会社といった組織体では、
やらなきゃいけない全体ボリュームが決まっている割に、誰がどこをやるか責任の所在と成果に応じた報酬が不明瞭なので、
「んもう!ちゃんと掃除してよ、男子!」「しゃべってんなよ、女子!」が成立します。

各クラスが5人×5班に分かれて班のパートが決まっており、A組〜E組までのクラスのうち「前の3ヶ月一番早く的確に済ませたクラスは翌3ヶ月体育の後片付けなし!」とか無かったです。

ついでに言うと、宙に浮いた部分や雑用は

・仕事が速く手際のいい人
・優しくて断れない人
・立場の弱い人

に集まりますね。

よく「雑用は早くやればやるほどいい!」とか言いますが…
うそ!絶対うそ!そんなきれいごと嘘w

頼られる人は断った方がいい。。

なぜなら頼る人は毎回ちゃんとやらないし、
頼られる人は我慢し続けるうちに「自分がやらなきゃだめだ」と思って身体を壊す人も多い。

こういうのを共依存と呼ぶと聞いた時に、
あー、わかるー…と感じました。

助け合いと共依存って似て非なるものでお互いのエネルギーや時間に対して、助け合いは「足し算」、共依存は「引き算」です。

恋人とか家族、友人関係にも、ありますよね。

エネルギーや時間の奪い合いより、精神的に自立しのびのびしてる人同士で会って元気になったり、一緒に何かやると百人力な関係がたくさん作れたらベストです。

そして、これは自戒も込めてですが、引き算に多く遭遇する時は、自分がないがしろになりがちです。

足し算を増やすには、まずは自分の頑張りを自分で認め、感情を大切に扱い、チクッと思いながら我慢していることに気づいて離れその感情を溶かすことも必要だなと、残業し過ぎた帰り道に思ったのでありました。。