本日も一服

ようこさんのログ用のブログです。 お茶と海辺と馬と温泉と。雑だけどていねいに見える日常を送っています。

「星のや 富士」のグランピングが「大人キッザニア」のようだったお話

私は山の麓に旅するのが好きです。

でも寒いと心が折れるので…新緑や夏の青々と茂った頃に行きます。

去年は屋久島へ、今年も八ヶ岳に行きました。

さらに、お仕事のピークを状態をくぐり抜けたある日、

お休みをいただいて河口湖そばの、星のや富士に泊まりました。

(夏の景色なのは、更新をさぼっていただけ)

hoshinoyafuji.com

「星のや富士」は、「グランピング(Glamourous+Campingの造語)」という、

気軽に贅沢なキャンプを楽しめることが売りの施設でもあります。

たるみきった都会人2名は自然の中でのんびり過ごすのは好きですが、アウトドア素人。

私に至っては「釘を10本打ったら8本曲がる」「ネジの付け外しが遅い」と慣れないことこの上なく、

何かを設営する際、私のヘルプは追い風じゃなくそよ風で、

自分の部分もたびたび見かねた人に助けられ(これは強風)、

後輩にさえ「ここは俺がやるので触らないで結構です。」と言われました。

なんかすいません。

大丈夫!それ以上触らない!触れない!

そのため、一言で言うと、「いくら道具が揃っていても不安」です。

みんなができることができないかもしれない…という懸念がちらつきながらも、

新宿駅に集合した途端、がぜんやる気が湧いてきました。(単純)

車窓を眺めながら、ビール片手に鮨をほおばり、シウマイをつまみ、

途中睡魔に襲われて記憶を失っているうちに富士山が近くに見えてきました。

河口湖、意外と大きい。ぎゃー!富士山かなり大きい…。

中学で習った直角三角形の辺の比率が1:2:√3でしょ?

高さ3000メートル超が2の部分ということは登山できる自信が全くない!

とか馬鹿なことを考えながら、最寄駅からタクシーでレセプションに向かいます。

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色んな帆布のナップザックが選べます。なんとかわいい。

グランピング初心者でも使いやすいセットが入っており、

中の水筒とビスコッティはお土産になっています。

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遠くから見ると、宿泊するキャビンはこんな感じ。

THEプレハブ小屋なレセプションと遠目のキャビンの蜂の巣っぽさに少し不安 笑

…が行ってみると…

 

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部屋の眺めにいきなり富士山ドーン!な光景。

このベランダが素敵です。

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ベッドからの眺めも最高…。

ベッドサイドのBluetoothスピーカーで音楽流しちゃうもんね。

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調度品も贅沢!snowpeakで人気のマグでした。

細かなディティールもキャンプ感をとても大切にしています。

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お風呂もキレイ!このへんで、1回MAXに盛り上がります。

ベランダには薪ストーブがありまして…

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アウトドア初心者でもスタッフの方が教えてくれます。いざ、覚えてやってみると薪をくべるのは非常に楽しいです。

火がゆらゆら燃えている様子は不思議と癒されました。

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薪ストーブの上は熱々で、ストウブの器に入った食材に火を通し、チーズを溶かしてお部屋でチーズフォンデュも食べられます。

日中に食材や調味料をスモークする体験もあるため、一緒につまむとScotchにぴったりです。

ウィスキーって煙の香りに合うんですね!

お部屋にはマシュマロの入ったグラスポットがあって、スティックに刺して炎にかざし、溶けたところを食べられます。

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こんな感じでディスプレイもかわいい。

普段、BBQの時に「竹串と明治屋のマシュマロ袋」というROCKな持参の仕方をしている自分がちょっと恥ずかしくなりました。

(でも小学生に教えるとすごい喜んで一緒にやってくれるから大人も楽しい)

お料理も単に「BBQを自分で頑張れ」じゃなく、自分でやる楽しみと作ってもらう幸せのハイブリッドでした。

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お肉を選んで目の前で一緒に焼きます。

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裏返すのだけやって、あとはシェフがフランベしてくれる様子にみんな盛り上がる。

このシェフも話し上手で、鹿肉の血抜きの良さについて教えてくれました。

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前菜も雰囲気たっぷりな器で出してくれて気に入ったらお代わりできます。 

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先ほど焼いたメインディッシュは素敵な感じに仕上がって登場します。ワインが進む…!

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森の中には、様々なアクティビティが楽しめるウッドデッキゾーンがありまして、

たき火と囲んでコーヒーを飲んだり、スモーク体験をしてウィスキーを飲んだり、

非常にグダグダとした贅沢な時間を過ごせます。

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カップルで行ったら非常にロマンティックな景色。

一人でも十分癒されます。

昼間は緑がいっぱいのウッドデッキや階段も…

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夜はすごく大人な雰囲気になります。無駄に明るい照明じゃなくていい。

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朝ごはんは、ふわふわのパンと共に、スキレットでスパニッシュオムレツを食べられます。

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(自分でアウトドアだったら、きっとこんなにうまく準備できない・・・)

お昼は、ハンバーガー作りをしました。

いろんな調味料が並んでいて…

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和牛のパティを網で焼きます。f:id:weekendteatime:20161205005843j:image

横では着々とラクレットチーズがとろーりととろけており

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パティが焼けたらスキレットに入れて・・・

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ラクレットチーズをどーん!と投入します。

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これはひじょーに盛り上がりました。チーズ来い!チーズ来い!受け止めてやる!

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バンズもこんがり網の上でトーストして、はさんで完成!

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スタッフの方も、程よい距離感でサポートしてくれ、

目につくものに興味が湧き「やってみたい」というと、

きちんとしたレクチャーの手筈が整っています。

自然がたっぷりなのに、虫で「ギャー!!」という体験はあまりなく、

非常に管理が行き届いた都会人向けの自然を体験できる施設という印象です。

「緑が素敵!」と憧れても、実際森の中のキャンプ場では大きな虫に「オワッ!」ってビビるし、サルもクマも怖いし、キャンプ用品はテント立てること自体がサバイバルで、慣れるまでにはハードルが高い。

そんなアウトドア初心者の人間が、自分で生み出せないような素敵キャンプ体験を楽しめる「大人キッザニアだなと思いました。

 

確かに、建物の構造とか、レセプションとかコストを省いてあるけど、

徹底的に手に触れるものや目に触れるもの、

体験できることの品質を売っている様子が面白かったです。

 

大人になると「慣れてないけど楽しそうな新しいこと」に飛び込む機会は減ります。

時間やお金の制約や準備に手間取るうちに意欲が減り、余計にできなくなることが多い。

前頭葉も新しいことを体験しないうちに老化が早まるそうで、さらに億劫になるそうです。

不慣れなことに気軽に挑戦できる日常へのスパイスとなってリフレッシュできる、年に1度の贅沢旅行にふさわしい、良い時間を過ごせる場所でした。

 

 ※補足:この旅行で気に入ったアイテムをいくつか…。

 

SONY マルチコネクトコンポ CMT-X3CD CMT-X3CD WC
 

 

 

 

 

 

 

パーフェクトポーション アウトドアボディスプレー125ml

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私的フルーツサンドランキング&行きたいお店

1日に1回以上の頻度で、無性にフルーツを食べたくなる都内勤務の人間が気軽に味わえるお店を中心として、この2ヶ月半食べまくったフルーツサンドを好きな順にまとめます。

 
*ただし、主な行動範囲が23区の南側に偏りがちで平日早い時間に動けない人間の個人的な感想です。
 
第5位:新宿高野フルーツパーラー
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ここはフルーツバーが有名で、マンゴー推しです。クリーム感もあって美味しいのですが、マンゴー感がすさまじいので好みが分かれます。
夜21:00まで開いているのは嬉しい。
可及的速やかに果物が食べたい人におすすめ。
 
 
第4位:京橋千疋屋
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キウイが効いてて酸味重視な味わい。写真のようにテイクアウトできるのが素晴らしいです。
カットフルーツがついているのも心憎い♪
クリーム感を求める人には物足りないかも?
 
第3位:千疋屋総本店
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クリームとフルーツのバランスがとても良く美味しいです。フルーツぎっしり!厚みたっぷりをとことん求める方には上品かも?
本店も素敵ですが、丸の内KITTE店の天井の美しさは必見!お城みたいでオススメです!
東京駅丸の内口で一休みしたくなるお店。
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第2位:渋谷フルーツパーラー西村
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オーソドックスながら、すごいツボを熟知したメニューの多いお店で美味しいです。
渋谷駅前とアクセスも良く、22:30と夜遅くまで開いており、小さい頃から一番行くお店で大好きです。フルーツサンドに絞ると僅差で2位ですが、組み合わせが魅力的。
例えば…ミックスサンドのチョイス。
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みんなが大好きなタマゴサンドやトマトハムサンドとフルーツサンドのミックスです。
わざわざカットするサイズを変えて飽きがこないような工夫もしてあります。
特筆すべきは、フルーツサンドの果物選定。
マンゴーやパパイヤといった美味しいんだけど大人な味わいや香り、癖のあるものは避けています。
イチゴ、リンゴ、パイナップルというスタンダードな選択で、大人にも子どもにも優しい。
疲れた時には、渋谷の喧騒から離れてぜひ入ってみていただきたいです(*^^*)
 
第1位:赤坂 Fru-Full
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フルーツのみずみずしさと肉厚さ、生クリームの量と味付け、全て美味しかったです!
惜しまれつつ閉店してしまった万惣さん系のお店でフルーツたっぷりのパンケーキも有名ですがこのフルーツサンドは最高にジューシーで一番気に入りました。
場所はわかりづらいですが、また行きたいです。

以上、この最近ヘビロテのフルーツサンドを個人的に好きな順にしてみました。
 
その他行ってみたいお店もメモします。
◆目黒 果実園 リーベル
モーニングとして食べてみたい。朝イチの打ち合わせの時に早く行って寄りたい…!
 
門前仲町 フルーツカフェ フルータス
このフルーツのボリュームに期待が膨らみます!
 
◆浅草 フルーツパーラー ゴトー
実は会社から近いのですが、平日は時間がなくてなかなか行けていません。チャンスをうかがっています。

B判定

 

模試のような響きですがインフルエンザ。

我が家は私を除く全員がこの判定でイナビルという「おクスリ吸引」をしております。
私も全く同じ症状なのですが、やや発熱が軽く陰性でした。「限りなく黒に近い灰色」ですがタミフルが処方される事態に…。
 
あの、幻覚症状で「I CAN FRY!!」ってなれるタミフルでしょ?
マリファナ合法化されてない日本で唯一ラリラリできるおクスリでしょ?
…と期待して飲んでみました。
 
来い!幻覚!この渇いた日常から飛び立つ準備は万端だ!
 
と思って待ち構えたのですが、全然ダメ。
心は青少年のつもりでしたが、体は初老だったらしい。残念!
 
まぁ、実際飛び降りてたら一大事だったんですが、まだB判定される危険が10日間位残ってるので、来週は少し人と距離を置いた1週間になりそうです。
 
不思議なもので、38度の境界線をさまよってると本読むとか語学の勉強とかインプットは捗るのに、企画書書いたりアウトプットの疲れ方はハンパないんですね。
中学受験の時、よくインフルで試験受けて合格したなと思ったんですが、緊張すると熱が下がり、後で一気に出るという社畜魂みたいな機能が小6にして標準装備されていました。
バイオテロ児童だな…。
 
やることないので、クリミナル・マインド見て癒されてます。特にDr.リード役の俳優さん。
 
 
とりあえず、ゴルフの先生がオススメしてくださったR-1飲んで早期回復&B判定阻止を狙います。

マルチタスカーの苦悩とマイ・インターン

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国宝 阿修羅像 734年 <撮影:金井杜道 (c)興福寺>

阿修羅像のようになれたら…と思っていたら、
最近これにはPCが3台必要だということに気づきました。
体も一つなので同じ時間の別の打ち合わせには出られない。甘くなかった。
 
昨年4月に異動して以来、マルチタスク状態が続いています。
常時4~5種類の業務をパズルのように組み合わせながら進行します。
メインのWeb系業務は自分以外担当が今のところおらず、
2人で回しても溢れる規模の作業も一人コツコツやるのは我ながらよく持ってるなと思うことがあります。
その他3~4業務は他の人のサポート的な業務で依頼した締切までに動いてもらえないことも当然あるため、
最終締切前に一気に肩代わりしないと帳尻が合わない。こういう時は「ハッ!」って言って分身したい。
心無い言葉を浴びせられて殺意が湧いたら、これは、サスペンスのお時間。
アガサ・クリスティ作品を見て現実逃避し心を落ち着かせてます。
毒殺好きです。アガサさん。
クリームティと甘味が好きだったのも納得のトリックです。
私、名探偵ポワロの最後の手紙が好きすぎて死にそうです。
名探偵ポワロ ニュー・シーズン DVD-BOX 5

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シャーロック・ホームズも外せません。

小さい頃から、これと火曜サスペンス劇場を見ていました。

シャーロック・ホームズの冒険 全巻ブルーレイBOX [Blu-ray]

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 近年ではロバート・ダウニーJr.よりベネディクト・カンバーバッチ派です。

敵役のモリアーティ教授の俳優さんは007の『スペクター』で、

ジェームス・ボンドの上司Mと戦う敵役で出てくるのですが、

Mの役の俳優さんも『ハリー・ポッター』シリーズのラスボス、

「名前を呼んではいけないあの方」ことヴォルデモート卿役の方です。

dramanavi.net

英国作品が痺れるほど好きな私には胸熱展開過ぎて鼻血が出そうでした。

サムネイルで「君はクソだ」とかさすが。

モリアーティVSヴォルデモート…(*´Д`)ハァハァ


『007 スペクター』本編チラ見せ! レイフ・ファインズ×アンドリュー・スコット

話が盛大に脱線したところで元に戻りますと、
先月からさらに1つ新業務が加わりました。
ライフがゼロにならないよう、1分でも1秒でも惜しい。
秒針付腕時計も精神を病みそうで買ってない笑。
 
このブログで書かれていた、5分前の呼び出しとかもそうなのですが…
「アメリカ人との約束は、5分前に行ってはいけない」 正しい時間の守り方とは? - さようなら、憂鬱な木曜日
2016/02/14 22:44

日本人でも「頼むからその時間になってから声かけてー(涙)」と思います。

日本では「話しかけやすさもスキルだ」とか言われますが、頻繁に集中が途切れるため、業務量に応じて限度がある。

なので、約束の直前まで待って!…と。

実はマルチタスカー同士で話すと、全員に共通するのが、

「集中力が切れて切れてしょうがない上に常に何かに追われる」
という苦悩を抱えているということです。
 
マルチタスカーになる人は天才でも最強でもなく、自分から進んでなったわけではなく、気づいたらなっています。
他の人よりも処理能力的なキャパが多めで、
「建設的なこと=善である」と前に進める傾向が強いと都合がいい。
任せられると簡単に終わるものからちゃっちゃっと済ませて、
空いた時間で重くて中長期的な視野が必要なものをじっくり考える傾向があります。
テトリスが上手なだけだと思います。本当は早く帰りたいw
 
早く済ませられるということは諸刃の剣です。
色々任せて貰えて色んな仕事を覚えられる利点でもありますが、
ルーズな人たちからも「じゃああれもこれもあいつに投げれば早く終わるし前に進むでしょ?」的ノリで投げつけられることも増えます。
やられ過ぎるとじっくり考える暇が一切なくなるパターン。これは苦しい。

matome.naver.jp

このまとめみたいな風潮を見るたびに、悲しくなります。

これって、仕事ができるできない云々じゃなく視野の問題で、悩んだり考えたりする量は同じなのです。
 
サッカーに例えるのが一番わかりやすい。
フォワードではなく、ボランチセンターバックサイドバックな観点です。
攻めててもディフェンダーに近い。(ガンバ大阪遠藤保仁選手をイメージ)
 
まず、1本目のパスは受けた人が前進しながらボールを回せるようにした渾身のキラーパスを出すように頑張ります。
自分に戻ってもいいし、誰かにパスしてもいい形で渡します。
パス相手を待つ間に状況を見ながら同時並行を必死にこなします。
再び戻って来たらタスクを消し、新たなパスを出します。
 
こうなると、例えはサッカーですがテトリス蕎麦屋の出前のハイブリッドです。
ところが、これには大いなる問題がある。
都並敏史さんが中田英寿さんのパスを「俺じゃなくロベカルなら取れるパス」とボヤいたように、相手の状況とキャパを考えずに出したり、
「そもそもお前のパスは受け取りたくない」と思っている人に出したりして、
うまく取ってもらえないと詰みます。
だから相手をよく見て、受けやすい形にするよう加工をします。
だめだった場合、再びボール取りに行ったり、敵のカウンター攻撃をカットから始まる。
ドリブル突破に苦しむ人にボールが行ってロスタイムに戻って来ても詰みます。
自分で攻め込むしかなくなりシュート外したら何だよ感すごい。
前線のラインが下がってくると長距離を走ってボランチサイドバックがバテるのと同じように、フォワードやトップ下が得意な「一点突破の体力勝負」を挟まれると詰みます。
頭を使ってギリギリのパズルのように組み立ててるので、パスが上手く回らなかったり、投げつけられ過ぎて組み立てる暇すらなくなり、
体力勝負も求められてしまうと、体調もリズムも崩れるのです。
 
何より、えいや!と力ずくでやるうちに、得意だった長いスパンで物事を考える力が減り、判断や思考がものすごく浅くなるのは辛い。
本当にこの選択肢で良いのか?立ち止まって検証し、軌道修正することができず何かしらの形にやり遂げてしまうのです。
 
マルチタスクが溢れて私生活で一番辛いのは、
親しい人を大切にできない限界まで追いつめられるケースがあること。

マイ・インターンアン・ハサウェイさん演じるジュールズは、

会社が急拡大したために判断することが一人に集中し、マルチタスクに限度が来ている状態をよく描いています。

ここまでじゃないけど、一番大変な時に大事な人を失った経験があると、見てて、涙が出るくらい胸が痛みます。

限界な時に知らず知らずに自分勝手なモンスターになってしまい、

一番大切な人を大切にできず、友達との約束も守れず、時間は常に遅れ気味で、

そんな状態だと当然批判的な人も増え、

後々大事な人に迷惑がかかる形を選んだ身近な意地悪に対しても、

色々溢れてしまっている自分が後ろめたくて抵抗もできず苦しい状態になります。

ラストの方にジュールズが「I'm already un happy」と涙するシーンがあるのですが、

パンパンになってしまってどうにもならなくて、自分自身がこぼれ落ちます。

 

この場合は、ロバート・デ・ニーロさん演じるインターンの方もGJですが、

きちんと自分のやるべき部分を決め、

任せられる部下にどんどん権限移譲できる体制を作るしかない。

それができない限り、溢れ続けこぼれ落ち続けUn Happyなままなのです。

 

心が折れそうな時にこのBlu-rayを借りられて良かったなと思いました。

機会があれば見て損はないおすすめの1本です。

 

私の場合は忙しいと入眠できなくなってしまう体質でお医者さんに相談した際、

「マルチタスカーの苦悩を一つだけ救うものがある」といわれました。

それは「1人の時間を持つこと」

1週間に1時間でも、1日に2時間でも、10分でも、最悪1分でもいい。

相手は変わらないから、とにかく1人になる時間を持ちなさい…と。

 

そのため、今はたまに朝早く来たり、会議室に篭ったり、

2時間人と離れてじっくり考えたり処理する時間を持つようにしています。

身勝手だし、disられるケースもあるけど、
席にいると雪だるま式に仕事が増えて、集中力がブツブツ切れて、
大事な仕事に向き合えず、成果が上がらない状態にずっと悩む緊急事態では、
おすすめな方法だなと思います。
 
この「マルチタスクで時間がない中で大事なものに集中する」については、
今年はちゃんと考えていきたいなと思っています。この本は読んでみたい。
いつも「時間がない」あなたに:欠乏の行動経済学

いつも「時間がない」あなたに:欠乏の行動経済学

 

出来た時間でたっぷりミステリーを鑑賞し、

願わくばヨーロッパでオリエント急行に乗るようなツアーに行き、

あんなシーンやこんなシーンを脳内再生したいです。

www.club-t.com

 

高校生じゃなくて良かった…

もし今高校生だったら、間違いなくONE DIRECTIONにハマっていたなと先日ふと思いました。

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※Daily Mail Online UKより画像引用。一番好きです。このPhoto。

One Direction are determined to succeed after Zayn Malik exit | Daily Mail Online

 アルバムも、、、買っちゃいますね。。

メイド・イン・ザ・A.M.(デラックス盤初回仕様)

メイド・イン・ザ・A.M.(デラックス盤初回仕様)

 

 実は中高生の時、同世代がkinki kidsにハマっているときに、なぜかTAKE THATにどハマりしてまして。

Everything Changes

Everything Changes

 

決してジャニーズファンを否定はしません。カラオケはA・RA・SHIで盛り上がるので、気持ちわかります。

ただ、初めて好きになった俳優さんが、トム・クルーズハリソン・フォードという変わった幼稚園児は、どうやらガッチリしたお兄さんの方が好みで刺さる中高生になったようです。

TAKE THAT活動休止後は、Backstreet Boysが好きになり、

Millennium

Millennium

 

 社会人になってライブに行ったら楽し過ぎてずっと笑って前歯が乾くレベルです。

冷静に分析すると、好きになるジャンルが

  1. 音がいいロックバンド
  2. 伸びのある女性ヴォーカル
  3. 華やかに声が揃うボーイズグループ

の3つに集中しており。

加えて、

  • イギリス英語の発音がたまらなく好き
  • ちょっとサル顔おしゃれイケメンが好き

でして、TAKE THATはその2つを確実におさえてたなぁと思いました。

特にMarkが好きでした。RobbyじゃなくなぜかMark。近年再結成した時は嬉しかったです。

 

時代は移り変わり、Music Videoで気になってCDを買う時代からiTunesでダイレクトに曲を買うようになりました。

おかげで、あまりビジュアル的なものを認識しないままプレイリストに楽曲が入るようにもなったのですが、ONE DIRECTIONは静かにどんどん増えておりMusic Videoを後からちゃんと見るにつれ、「ああ、好きなジャンルにどストライクだったんだな」とわかりました。

イギリス英語の発音で、好きな声で、ちょっとサル顔っぽいおしゃれイケメンHarryがいるという。

ほんと、今高校生じゃなくて良かったw

危ない危ない、ファンクラブとか入ってたかもしれない。

活動休止が控えているのは残念ですが、大人なので、多少は冷静に楽しもうと思っています。

 

大掃除タスクフォース

中高の忘年会に急いで向かっていたら、路肩にピクルスの大瓶が忘れられていました。

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…なぜ?
…なぜなんだ!
(((;゜Д゜)))
 
去年より学んだことは、帰省ラッシュシーズンに東京駅の銀の鈴を通過しない」ということ。
あのカオスに巻き込まれないだけでHPが減らずに済みますし、あの中をかいくぐって帰省されてる方は本当にすごいと尊敬しています。
 
さて、大晦日もあとわずか。
我が家は両親は掃除が苦手なため、
中学生位から毎年一人大掃除なのですが、圧倒的に人手が足りない 笑!
ただいま、佳境真っ只中。
 
きっとていねいな暮らしをしている人は今頃カウントダウンしてるんだろうな。
そんなズボラでも、なんとなくそろえるべきグッズと、
片付けのタスク管理を作ってみました。
決してホテルの部屋みたいな感じにも、すぐお客さんを呼べるような感じにもなりませんが、なんとなく「普段よりきれいになったね!」くらいにはできます。

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コツは普段からカビとほこりを防ぐことみたいです。

忙しい年末は一人じゃ無理なので、次からカジタクも検討し、

タスクフォース化したいです。

今はようやく一休みし、

シルヴィ・ギエムさんの舞うジルベスターコンサートをテレビで見ています。

みなさまにとって2016年が素晴らしい年になりますように。

1日1ページのEDiTが好き

小さい頃から、メモ魔の気質があった子どもに、
叔母が何気なく与えた禁断の果実は「手帳」でした。
 
某銀行の社名入り手帳の余りを小学3年生の時にポンと渡され、
バブルを彷彿とさせるベージュに金フチの手帳を愛用していた謎の小学生も、今や大人です。
 
その間、学生時代から現在まで、あらゆるタイプの手帳を使ってみました。
ミニ6穴から、バーチカルから、レフト式から、見開き一週間まで様々ですが、
社会人になり24時間戦えますか?的な忙しい職種に就いていた時期を経ると、
お気に入りの傾向というものが見えてきました。
 
私の手帳選びの基準はシンプルです。
①朝は6時から、夜は24時まで記載できること。
②その日の出来事をノートと同じくらいたくさん書けること。
の2点です。
 
①がなかなか合致しないことが多く、レフト式やバーチカルは断念。
たいてい夜が18時や20時で終わっています。
20時以降に始まる会議や飲み会の場所書けないし、
帰宅してから自分のために使う時間の計画も書けません。
 
②は以前はスケジュールとノートを両方持ち運んでいました。
その日の出来事で感じたことや学んだこと、TODOリストなども書きたいのと、
時系列で管理できた方が実感があるためできれば一本化したいなと思いました。
特に、社会人はストレスも溜まるため、
思いの丈をデジタルじゃなく手で書くことで整理と今後の対策になり、
密かに癒し効果が抜群でおすすめです。
 
①と②を満たす手帳を探した挙げ句、去年選んだ一冊は、
マークスさんのEDiTの1日1ページのレモンイエローの手帳でした。

 何だか元気になるような明るい色で1年間楽しく使い続けました。

EDiTが良いのは1日1ページ、自由に使えること。

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その日見た映画のチケットを貼って感想を書くもよし、
TODOリストを書くもよし。自在です。
少し重いけどノートと2冊持ちじゃない分、楽になります。
きっとイラストを描くのが上手な方はもっと楽しく使えるんじゃないでしょうか?
 
もう1つ優れている点は、その月を迎えるにあたっての気持ちの準備や、
やりたいことの整理ができるページが毎月見開きであることです。
特に、出費リストは冠婚葬祭の控えに便利です。
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1年使った後に見返すと楽しい発見があるかもしれません。
 
非常に気に入ったため、来年は合皮カバー付のバージョンにしました。

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蛍光灯の下だとわかりづらいですが、近くで見ると福福とした明るい赤です。

持ってて元気になったり落ち着くような色が選べる点も素敵。

 

週末はこのように1日1ページの手帳を愛する人が集まる会がありました。

・毎日日経新聞の一面を残している人

・語学や名言を原文で見つけて記録する人

・読書の記録を短く数行で残す人

とそれぞれの方がオリジナルな使い方をしていて、

とても興味深いお話をたくさんうかがえました。

私たちのグループでは、モノを書く方やインプットする方が多かったため、

手帳(フローの情報のログ)+勉強・まとめノートやブログ(ストック)と、

情報の扱い分けといった工夫も非常に参考になりました。

主催をされた舘神龍彦さんは、手帳の専門家の方で、

使い方についての本もご出版されています。 

 大事なことは、手帳を書く際には「マイルール」を作っておくことと、

どの場所にどのルールを適用するのか「場所の設定」をしておくことだそうです。

(習慣にしづらいものは途中で書くのをやめてもOK)

その視点で改めて見ると、手帳はまだまだ活用方法がありそうです。

スマートフォンやスケジューラーとの使い分けなど、本にはぎっしり詰まっています。

 

また、私のいたテーブルには、EDiTの開発担当者様がいらっしゃって、

お話を伺えてすごく嬉しかったです。

1日1ページの手帳が苦しむ紙の薄さに関しても、

2015年に比べて、2016年版は改良されていて、

確かに帰り道触ってみるとよりなめらかにしっかりしていました。 

 

なんと、お土産として2016年版のEDiTをいただいて、感激!

 キュン♪とするかわいいカラーでした。

今年も残すところ1ヶ月を切りましたが、

来年も手帳を使いながら楽しい年にしていきたいです。